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2006年1月23日 (月)

テレビジョン

「これでもか」と情報を詰め込んだ結果、分厚くなった、という本も読み応えがありますが、個人的には、どうしてこれほどの話でこれだけの文章を書いたのだろう、と思うような本が好きです。大したことは書いていない、当たり前のことばかり書いてある、でも、読んでしまう、退屈しない、あとから、時には何年も経ってから、自分の深いところに沈んで強い影響を与えていることがわかる...そんな本が最高かなと思っています。

ジャン=フィリップ・トゥーサンの「テレビジョン」もそんな本かもしれません。

television この人の本はだいたいそうなんですけど。

内容は帯を見ればわかります。「ぼくはテレビを見るのをやめた。突然決心して。」この帯を見てだいたい想像が付くような内容。そこから何かが発展するのかと思うと、発展なんかほとんどしません。なのに和文で246ページも書いてある。でも、「無駄だな」と思う文章はない。というか、逆に言えばすべてが無駄。

感心してしまいます。

日が照らない日はやっぱり何となく気分が沈みますね。わかりやすいですけど。

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