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2016年4月

2016年4月30日 (土)

25時間(その7)

しかし、元から気が小さく、日本にいても「ノー」となかなか言えない私が、生まれてはじめて乗った国際線の飛行機、それも外国の航空会社の飛行機で、機内食を断ることなどできはしない。その後もただ、むなしく運ばれて来るままにするしかなかった。食べ物はもう見るのもいやだ。でも、一方でしみついた「もったいない」という観念から、手は容器のふたを開け始める。開けたからには手をつけてみる。美味いわけはない。本当は美味いのかもしれないが、わからない。結局、半分以上残してしまい、なんだか余計もったいない、という感じになってしまう。

ーつづくー

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2016年4月29日 (金)

巡り合わせ

ルーキー今永投手、14奪三振の快投を見せるもまた敗戦投手...

自分の力だけではどうしようもないことはある。巡り合わせでどうしてもうまくいかないことも...野球は勉強になるなあ...

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2016年4月28日 (木)

地元

プロ野球チームがある街って日本に11しかないんです。そして、すぐ近所で試合をやってくれるチームがある、なんて恵まれた人間はそうはいない。贅沢だ。

この贅沢を存分に楽しみます。勝っても負けても野球は楽しい。強いチームに応援はいらない。弱いからこそ応援するのです!がんばれ、ベイスターズ!!

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2016年4月27日 (水)

いったんのみこむ

ここを見てくれる人って、ほんと多くないので、安心して何でも書ける気がしています。言いたい放題。

ざっくりした話をする時ってありますよね。〜人は〜だ。みたいな。これに「全員がそうじゃない」「自分は違う」「自分の周りにそういう人はいない」とすぐに答えるのが癖みたいになっている人っているんですけど、どれも当たり前の話でね。言っている方もそんなのわかっているわけです。でも、いちいち、〜人の何パーセントくらいが〜で、〜という根拠があって、なんてことを言っているわけにもいかないんですよね。
別にどういう返答をしようが自由なんですけど、誰でも知っている当たり前の真理を改めて口に出すのって時間の無駄じゃないかな、と思います。たとえ乱暴でも、正確でなくても、〜は〜だ、とその人が言い出した背景には何かがあるはずなんです。でも、せっかく燃え始めた会話の火も、当たり前の真理という水をかけることでしゅっと消えてしまう。残念な話だとは思いませんか。
その場で相手を言い負かしても何も得るものはありません。誰でも知っている正論を持ち出せば確かに連戦連勝でしょうけど、それだと他人の言葉から何も得るものはなくなってしまう。
いったん、相手の言うことをのみこんで、腹に収めて、背後に何があるのかを探ってみてもいいのではないでしょうか。ことの真偽を明確にするのはその後からでも遅くないのでは。
...とほとんど誰も見ていないところで言ってみました。言いたいだけ。

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2016年4月26日 (火)

みかけによらない

人はちょっと見ただけではわからない。たとえば私は、人がいると愛想が良くてよくしゃべるので、毎日じっと机に向かって仕事をしているのを意外に思う人が結構いるみたいだけど、自分では、やっぱり人間は自然に向いている仕事に就くのだなあ、と痛感している。

逆の人もいるかも。そんなに愛想は良くなくて無口だけど、常に人と接しているのが好きでそういう仕事に向いている人。
屈託がなくてどこまでも明るい人は羨ましいけど、そんな人はきっとほとんどいないのだろう、いないはずだ。と思っている。そうでないとちょっと救われない...

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2016年4月25日 (月)

偶然

サイコロをふると、だいたいどの目も均等に出る。でも、6が3回続けて出ることは珍しくないし、100年、200年、1万年と振り続ければ、10回、20回連続で6が出ることだって、皆無ではないだろう。人間は100年も生きないから、1万年に一度の偶然の出来事を見ても、それを珍しい出来事とは思わず、何かの理由で必然的に起きた出来事だと思いやすい。偶然には理由は必要ないのだが、偶然でなければ理由がいる。

理由のいらない説明はいる説明より単純なので、たいていにおいて、前者は後者より正しい。
...まったく別の話だけど、かっこいいって顔形も大事だけど、シルエットがすごく大事なんだね。特に後頭部から首、肩にかけてのラインが綺麗だと顔は平凡でもかっこいい。中でも重要なのが後頭部。ちょっと出っ張り気味の丸い後頭部、大事。ゼッペキな人は残念。私は見事なゼッペキです。しかもゆがんでる。その時点でだいぶ最初から終わってましたね....ああかわいそう。このことに、最近まで気づかなくてよかった。早く気づいてたら、がんばれなかったかもねえ...

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2016年4月24日 (日)

訳者あとがき

訳者あとがきを書くのって好きなんです。ないとさびしい。やっぱり書けるとちょっとかっこいいと思ってします。

それに、自分の書いた文章を活字にしてもらって公にしてもらえる機会っていいなあと思うのです。
あとどのくらい訳者あとがきが書けるだろうか。
ちょっとした実験をしてみたり、書評が書きやすいあとがきを工夫したり、あとがきを見て買いたくなるような書き方を考えたり。ほんと面白い。

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2016年4月23日 (土)

おかしい

どうも私はどこかで自分の齢を数え間違えたらしい。

最近、そう思えてならない...それを我が国では
悪あがき
と呼ぶ。
何とでも言え。

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2016年4月22日 (金)

太った

アメリカ行って2kg近く太ったんだけど、帰ってきてからさらに1kg太りました。

やば...

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メジャー

音楽を楽しんで聴けるのは、1000人、いくら多くても2000人までの会場だな、本当は300人、500人くらいの「ハコ」がいい。大きいところは、その人が生で見たい、というだけ。なのに、遠くてよく見えない。

メジャーデビューして、何十万枚とCDを売って、大きな会場でライブをして、みたいなのは、近いうちに本当に少なくなりそうだけど、もしかすると、聴く方からすればいいことなのかも、と思っている。
演者の顔がちゃんと見える距離で音楽が聴きたい。メジャーになってしまうとそれは無理だ。

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2016年4月21日 (木)

遠い

今のように通信や放送が発達していなかった頃は、遠くで何かが起きても、すごく遅れて噂を聞くくらいだったのでしょう。

今は、遠くで起きたこともすぐに伝わるので、その分、気苦労も多いのかもしれません。

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2016年4月20日 (水)

毎年

ちょっと気になって調べたら、江戸時代くらいから現在にいたるまで、大地震って、毎年のように日本のどこかで起きてるんだねえ。五年に一度とか、三年に一度くらいかと思ったら。一年に巨大地震が二度も三度も起きたなんてことも結構頻繁にある...

日本列島がおかしい、とか地震の活動期なんて言葉にどうも違和感があったけど、やっぱり、ずっと活動期やん...

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2016年4月19日 (火)

太った

先日アメリカに行ってから2kg近く太って、どうしても戻りません...

なんとかせな...

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2016年4月18日 (月)

無理しない

がんばるのはいいけど、無理するのはよくない。ただ、この二つの違いは曖昧だ。

そう簡単ではないね。

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2016年4月17日 (日)

居場所

居場所ないなあ、と思っていると、やっぱりいないかのような対応をされることが多い。そういうのって伝わるんだね。

だからといって、堂々と、おれはここにいる、文句あっかとなるのがいいとも思えない。要するに解決策なんてものはどこにもないってことだ。仕方ありません。

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2016年4月16日 (土)

日本列島

日本列島はいつ、どこで地震が起きても不思議はないね。それはずっと昔からそうだ。今、急に危なくなったわけではない。それを忘れて普段、暮らしているだけだ。忘れないと暮らせないという面もある。難しい。

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2016年4月15日 (金)

なんというか

無責任なことを言う人も必要なのだなあ、と思い始めている今日この頃です。

反対のための反対、万年野党、みたい人は、いつの頃からかバカにされるようになりましたが、当事者意識を持たずにキレイ事を言う人も一定数いないと、「まあ現実はこうなんだからしょうがないよ」と、どんどん安易な方に流れていく、ということもあるみたいです...
難しいなあ...

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2016年4月14日 (木)

眠い

春眠不覺曉
處處聞啼鳥
夜来風雨聲
花落知多少 

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2016年4月13日 (水)

暖かい

私は天気が悪いのも寒いのも嫌いだけど、どっちかというと、寒いのがだめみたいです。暖かければ、多少、天気が悪くても耐えられる。

人によるんでしょうね。

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2016年4月11日 (月)

睡眠サイクル

まあ、よくあることなのですが...この頃、夜はよく眠れず、少し明るくなってからようやく眠るので、結局、睡眠不足で眠いです。

だったら、眠れればいいのに。
明るくしていると、ちょっと眠れたり。ほんと不思議。

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2016年4月10日 (日)

部分

些細なクレームを言う人がいる。数はきっとさほど多くないのだけど、常識はずれに些細なことに固執するだけに、あまり常識のない人が多いらしく、対応する側も困ってしまうようだ。だから、つい、言うことをきいてしまう。

厄介なのは、些細なこと、とはいえ、言っていること自体は至極もっともで、どこまでも正しい場合が多いということだろう。正しいことを言っている人をそんなに邪険にはできない。
だが、「正しさ」にも種類がある。彼らの正しさは、「局所的な正しさ」だ。小さな正しさ、と言ってもいい。その小さな正しさをたくさん積み上げれば、「大きな正しさ」になるだろうか。おそらくならない。できあがるのはおそろしく歪な構造物で、どこから見ても間違ったものになるに違いない。
部分だけが見えていて、全体が見えていない人は、そうなりがちである。全体として正しい、というのがどういうことか、それは簡単にわかるものではない。一生わからないかもしれない。なので、浅はかな人ほど部分的な正しさに逃げるのだと思う。

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2016年4月 9日 (土)

25時間(その6)

一人残されてからしばらく待って、ようやく搭乗の時間となった。いよいよ長旅の始まりだ。もう記憶は曖昧だが、確か、シンガポールからロンドンまで12、3時間というところだったと思う。

機内食が出る。食べる。しばらくするとまた、機内食が出る。その間、ほとんど動いていないので、まったく腹が減っていない。緊張のためか、元から食欲がないので、気持ち悪い。そして、機内食が出てから食べ終わり、片づけてもらうまでの間は、席に閉じ込められることになる。機内食は私にとって恐怖の時間となった。お願いだから何も持ってこないで、と祈るようになった。どうすれば、断れるのだろう。そればかりを考えるようになった。
−つづくー

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2016年4月 8日 (金)

25時間(その5)

シンガポールの空港で味のよくわからない食事をした後、ぼんやりしていたら、後の飛行機で何人かの日本人がやって来た。どこに行っても日本人だらけだ、と言われ始めた頃だった。パリやミラノのブランド店に日本人女性が殺到し、ものすごい勢いで買い物をしては去っていく、というので嘲笑の的になったりもしていた。だから、日本人が本当にたくさんいた。やはり安心するので、自然に会話をするようになる。それで意外に退屈せずに過ごすことができたが、一人、二人と先にいなくなり、ついには私一人が残ってしまった。

−つづくー

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2016年4月 7日 (木)

低気圧

低気圧の時に空気が重く感じるのはなぜか? って前も書いたか。本当は低気圧なら空気は軽いはずなのだ。

おかしい。

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2016年4月 6日 (水)

25時間(その4)

シンガポールでは、3時間ほどでロンドン行きの便に乗り継げるはずだったのだが、その便の離陸が3時間遅れることになった。理由はもう覚えていない。そのお詫びとして、航空会社から食事券が出た。空港内のレストランで食事ができる。その時、食べたものをどうやって注文したのか、まったく記憶にないが、食べたものの味は今も忘れない。なんというのか、きんぴらゴボウに似ているのだけど、ちょっと甘いような、不思議な味。それまでに一度も食べたことのない味だった。美味しくはない。外国に来たのだな、と実感した。

はじめの海外旅行で、早くもトラブルである。

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2016年4月 5日 (火)

日記

いわゆる日記なるものを書いてみたいと思うのだけれど、どう書いていいのだか、わからない。

ちゃんと日記なんて書いたことないよなあ。考えてみれば。
夏休みの最終日にむちゃくちゃ書いてごまかした絵日記くらい。

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2016年4月 4日 (月)

しないことリスト

pha著『しないことリスト』

世の中の不幸のかなりの部分は、「他人と自分を比較すること」から生まれていると思う。みんながやっているから自分もしなくちゃ、と思っていること、多くないか。これは、それをみんなに問う本だ。
10年後も20年後も食いっぱぐれがない仕事を見つけないといけない、仕事をがんばるだけじゃなくて家庭のことも両立しないといけない、子供をちゃんと育てて親の介護や自分の老後のことも感がなきゃ・・・頑張り続けないと負け組になるけどがんばりすぎてストレスを溜めてもよくない、健康のために野菜を食べなきゃ、もっと運動もしなきゃ、就活・婚活・終活、独創性と協調性・・・そんなん全部なんて無理に決まっとるがな!
よーく、考えると、やらなくちゃ、と思ったことのほとんどはやらないでも何とかなることばっかりである。
いったんゼロクリアして、できること、やりたいことやって楽に生きよう。

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2016年4月 3日 (日)

業界

何々業界、という言葉があるけど、本当はそんなものないと思う。産業、という言葉も幻想だと思う。ある特定の事業、というのがあって、そのものまねをしている人がいるというだけ。事業というのは、一過性のもので、恒常的なものではない。何々業界、と名前のつく頃には、もうその寿命は終わりに近づいている。最初は名前なんかない。誰かが何かで儲けてるのを見て、あ、ああすりゃ儲かるのか、と真似する人間がいて。でも、何人かが真似すると、そのことによって大した儲からなくなる。ただ、それだけ。

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2016年4月 2日 (土)

25時間(その3)

2月だったので、日本を出た時の気温は5℃とか、そのくらいだった。飛行機は今はもう使われなくなった、ボーイング747。ジャンボジェットだ。飛行機に乗ること自体が十数年ぶりだった。私の子供の頃は、飛行機に乗る、というだけで一大事だったのだ。

緊張したが、6時間ほどでシンガポールの空港へと到着した。そこから乗継である。気温約30℃。でも、しばらくは面倒でコートを着ていた。大丈夫だと思えば、割に平気なものだ。
−つづく−

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2016年4月 1日 (金)

20周年

皆様

私、1996年4月1日に独立してフリーランスになってから、本日2016年4月1日で、無事、創業20周年を迎えました。翻訳生活20年です。
とにかく、20年、ここまで生き延びられたことが何より嬉しいです。何冊本が出たとか、何部売れたとか、そういうのは偶然に巡りあわせでもあるし、その人の価値観によってどう思うかは色々でしょう。でも、長く生き延びられたというのは、それだけで結構な偉業だと思うんです。自分でもう偉業と言ってしまいます。
ここまではまったく危なげなく来られました。もちろん、良いこと、楽しいことばかりではなかったですが。本当にたくさんの人たちにお世話になってきました(本当に!)。
「そつがない」という言葉からは最も遠い人間で、ご面倒をおかけするかもしれませんが、皆様、今後ともどうかよろしくお願いいたします。めざせ50周年!

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